正確には「もうはっきりした」ではなく、はっきり「させる」ということなのですが、
これはある意味、長かった…、長過ぎた!? 我が「モラトリアムな時期に終止符を打つ」ということなのかもしれません…
ま、モラトリアムなんていう言葉を使ってみたところで、そんな言葉の実感は露ほども感じていない鯖子なんですがね(-。-)
そういえば、最近観た映画『マザーウォーター』の中では、「季節は過ぎた(終わった?)」なんていう表現がされておりましたなぁ〜
言葉というものは、ほんと、便利なようで…、
なんともいかんともしがたい欠落を抱えているといいますかなんといいますか…
厄介なもんですなぁ。
それはさておき、
鯖子、何をはっきりさせたのかと申しますと、
もはや「風前の灯」状態だった自営業を、廃業!する決心を固めたのであります。
そして、新たな道を切り開くべく、即刻 起業!
よって、実質的には「変化なし?」ということなのですが(笑)
否、多少変化します。変化はするのですが、あまりの早業&細かい事ゆえ、場合によっては「気づかれない!?」なんていうケースもあるかもしれません。もちろん、税務署への届出もお手間かけるだけですので変更はいたしませぬ。
だいたいうちの事務所の長である夫には何の相談もされていませんし、
それどころか、所長、バイトに行ってるし(笑)
が、鯖子の中では、明確に、
やるべきこととやるべきではないことがはっきりと見えたのです!
ま、どのみち「風前の灯」だったわけですから、社会にとっても当の私たち自身にとっても、それほど重要なことであるはずがない というのが、まったくイタい話なんですがね(>。<)
ケセラセラ♪
しかし、いくらイタくったって、鯖子だって生きているんです!
今回のこの廃業そして起業への鯖子が歩んだ道程を克明に綴って、井の中の不満のようなものをぶちまけてやろう! それが社会への不満にもつながることなのだから! なんてことを考えないわけでもなかったのですが、
鯖子、今、イバン・イリイチの『生きる希望』を読書中で、たっぷりとその「希望」たるものを感じつつありますゆえ、とりあえずは今は読書に専念いたしまする(-。-)
希望!
村上春樹氏は、カタルーニャ国際賞の授賞式の演説の冒頭で、このようなことをおっしゃいました。(ここでひっかかってしまって肝心の原発に関するところまで聴く気がしなくなっちゃった…)
「・・・海岸近くにいた人々は逃げ遅れ、2万4千人ちかくがその犠牲となり、そのうちの9千人ちかくがまだ行方不明のままです。多くの人々がおそらく冷たい海の底に今も沈んでいるのでしょう。それを思うと、もし! 自分がそういう立場になっていたらと思うと、胸が締め付けられます。・・・」
子供のころ、食べ物を粗末にするような行為をたしなめられる時に、よく「アフリカでは食べられない人がいてはるんやで」といわれました…
家がなくなった人のことを思えば…
家族や大切な人をなくした人のことを思えば…
人は『もし自分がそういう立場になっていたら』と考えて、
心を痛めるのでしょうか???
そうではないと思うんですよねぇ、鯖子は。
もちろんそういう部分もあるし、大切にすべき視点なのかもしれない…、ていうか それが本質なのかもしれない。
けど、けど、けど、…
とりあえず、イバン・イリイチを読んで勉強いたしませう。